GBAD
ジーバッド
Jackson Wang (王嘉爾)
ジャクソン・ワン (王嘉爾)
の和訳・カナルビ【パート分け付き】
『GBAD』はJackson Wang (王嘉爾)のヒップホップ/R&B楽曲です。 このページでは日本語訳(和訳)、カナルビ(発音ガイド)、パート分け、歌詞の意味を詳しく解説します。 強いメッセージと率直な表現が特徴的な、自分自身を守ることの大切さを歌った楽曲です。
イン カミン
*Incoming*
*いよいよ始まるぜ*
曲の始まりを告げる表現です。
ライフ イズ グレイト (ユー サン オブ ア—)
Life is great (You son of a—)
人生マジ最高だぜ(このクソ野郎—)
冒頭から皮肉めいたトーンで、罵り言葉が途中で切れています。
ジャス ガラ ビー ア ディック サムタイムズ
Just gotta be a dick sometimes
時には図々しくなるしかねぇんだ
「be a dick」は通常ネガティブな表現ですが、ここでは「自己主張する」という前向きな意味で使われています。
ユー オンリー リブ ワンス
You only live once
人生一度きりだろ
YOLO(You Only Live Once)の精神を表現しています。
ジャス ガラ ビー ア ディック サムタイムズ
Just gotta be a dick sometimes
時には図々しくなるしかねぇんだ
ライフ イズ グレイト
Life is great
人生マジ最高だぜ
ジャス ガラ ビー ア ディック サムタイムズ
Just gotta be a dick sometimes
時には図々しくなるしかねぇんだ
ユー オンリー リブ ワンス
You only live once
人生一度きりだろ
ジャス ガラ ビー ア ディック サムタイムズ
Just gotta be a dick sometimes
時には図々しくなるしかねぇんだ
フォー ミー、ワン フォー ザ ラブ、セカン トゥ ザ トラスト
For me, one for the love, second to the trust
俺にとって、一つ目は愛、二つ目は信頼
自分の価値観を順番に説明しています。
スリー トゥ ザ プリンシプル アン ザッ イズ アス、エイ
Three to the principle and that is us, ayy
三つ目は信念、それが俺たちってこと、あぁ
ユー コール ゼム ファクツ、バッ ゼイ ドント ライン アップ
You call them facts, but they don't line up
お前は事実って言うけど、全然合ってねぇじゃん
相手の言う「事実」に対する不信感を表しています。
テイスト ライク コヒーバ ウィザウト ア クリーン パフ
Taste like Cohiba without a clean puff
高級葉巻を汚い吸い方するみたいな味だぜ
コイーバは高級葉巻ブランドで、期待と現実のギャップを表現しています。
ダン ディス、ダン ザット フォー ラブ アズ ア フェイバー
Done this, done that for love as a favor
愛のために色々やってきたのに
イッツ ネバー イナフ コーズ ゼイ ゴット ユーズド トゥ ザ フレイバー
It's never enough 'cause they got used to the flavor
奴らはいつもの味に慣れちまって、何やっても足りねぇ
いくら与えても満足しない人々への不満を表しています。
ザ パズル ケイム ウィズ メニー レイヤーズ、トゥー メニー プレイヤーズ
The puzzle came with many layers, too many players
このパズルは層が多すぎて、プレイヤーも多すぎる
状況の複雑さと関わる人の多さを表現しています。
ウェン シット ゴーズ ダウン ゼイ スティル ワント ユー トゥ ビー ゼア セイビア
When shit goes down they still want you to be their savior
ヤバい状況になっても、奴らは俺に助けてほしいってか?
困った時だけ頼ってくる人々への皮肉です。
ビケイム ザ ピック アン ロール フォー ゼム トゥ ゲット アウェイ
Became the pick and roll for them to get away
奴らが逃げるための囮になっちまった
バスケットボールの「ピック・アンド・ロール」戦術を比喩的に使い、利用されていることを表現しています。
ファンシー ムーブズ ウィズ ザ フェイド アウェイ、ア
Fancy moves with the fade away, uh
上手く逃げるテクニックを決めてるぜ
「フェードアウェイ」はバスケのシュート技術で、ここでは巧みに逃げる様子を表しています。
ゼイ リーチン ウェン ザ レフ ルックス アウェイ
They reachin' when the ref looks away
審判が見てない隙に手を伸ばしてくる
「reaching」はバスケ用語で、相手のボールを奪おうと無理に手を出すファウル行為を表します。
ガラ キープ マイセルフ イン チェック、アム アイ オーケイ?
Gotta keep myself in check, am I okay?
自分をチェックしなきゃな、俺大丈夫か?
自分自身の精神状態を確認する必要性を表しています。
アイ スティル ビリーブ イン トラスト オーバー ア サウザン タイムズ
I still believe in trust over a thousand times
千回以上も信頼を信じてきたけどさ
何度も信頼を裏切られながらも、なお信じ続けてきた自分を振り返っています。
バット ファック ユア コイン ウィズ イェシーズ オン ボース サイズ
But fuck your coin with yeses on both sides
両面ともYESのコインなんていらねぇよ
両面とも同じコインは不公平さの比喩で、選択の余地がない状況への拒絶を表しています。
インセイン (インセイン) ウェン ゼイ スティル ブレイム ミー コーズ アイ スライド
Insane (Insane) when they still blame me 'cause I slide
マジおかしいぜ、俺が立ち去っても責めるなんて
「slide」は「立ち去る」「距離を置く」という意味で使われています。
アイ ゲス ザッツ ウェン ウィー ガラ ビー ア ディック サムタイムズ
I guess that's when we gotta be a dick sometimes
そんな時、図々しくなるしかねぇんだよな
コーラスに繋がる結論部分です。
ライフ イズ グレイト
Life is great
人生マジ最高だぜ
ジャス ガラ ビー ア ディック サムタイムズ
Just gotta be a dick sometimes
時には図々しくなるしかねぇんだ
ユー オンリー リブ ワンス
You only live once
人生一度きりだろ
ジャス ガラ ビー ア ディック サムタイムズ
Just gotta be a dick sometimes
時には図々しくなるしかねぇんだ
ライフ イズ グレイト
Life is great
人生マジ最高だぜ
ジャス ガラ ビー ア ディック サムタイムズ
Just gotta be a dick sometimes
時には図々しくなるしかねぇんだ
ユー オンリー リブ ワンス
You only live once
人生一度きりだろ
バット ガラ ビー ア ディック サムタイムズ
But gotta be a dick sometimes
時には図々しくなるしかねぇんだ
セレブレイト ディス タイム フォー ミー
*Celebrate this time for me
*今回は俺のために祝おうぜ
自分のための祝福を求める部分で、自尊心の表れです。
セレブレイト ディス タイム
Celebrate this time
今回は祝おうぜ
セレブレイト ディス タイム フォー ミー
Celebrate this time for me
今回は俺のために祝おうぜ
セレブレイト ディス タイム*
Celebrate this time*
今回は祝おうぜ*
ライフ イズ グレイト ウェン ピース カムズ トゥ ユア ハート
Life is great when peace comes to your heart
心に平和が来る時、人生は最高
心の平和と人生の充実の関係を語っています。
ア ライド トゥ ファインド ア プレイス フォー ユア ソウル トゥ パーク
A ride to find a place for your soul to park
魂の居場所を見つける旅さ
人生を「魂の居場所を探す旅」と表現しています。
バット ナウ イッツ ハード、ザ ゲイム ゴット ノー ルーム フォー アート
But now it's hard, the game got no room for art
でも今はキツい、このゲームにはアートの居場所がない
現代の競争社会(ゲーム)では芸術的な価値が軽視されていることへの嘆きです。
ウォッチ ザ ライン コーズ ザ プレイヤーズ キャント テル ブラック、ホワイト アパート
Watch the line 'cause the players can't tell black, white apart
境界線に気をつけろよ、プレイヤーたちは黒と白も区別できねぇんだから
善悪の区別がつかない人々への警告です。
スペント タイム フォー トークス、ホープ ザ シット ウッド ブレンド
Spent time for talks, hope the shit would blend
話し合おうと時間使って、うまくいくことを願ったよ
対話によって問題解決を図ろうとした過去の努力を振り返っています。
アイ イーブン トライド トゥ チェインジ マイセルフ トゥ アナザー マン、ムー
I even tried to change myself to another man, mm
自分を変えて別人になろうとさえした
周囲に合わせるために自分を変えようとした過去を告白しています。
シングス ネバー ランド アコーディング トゥ プラン
Things never land according to plan
物事は計画通りにならないもんだ
人生の不確実性についての洞察です。
デビルズ ネバー ワント トゥ アンダースタンド
Devils never want to understand
悪魔は絶対理解しようとしねぇ
悪意ある人々は決して理解しようとしないという諦めの気持ちを表しています。
ライフ イズ グレイト
Life is great
人生マジ最高だぜ
ジャス ガラ ビー ア ディック サムタイムズ
Just gotta be a dick sometimes
時には図々しくなるしかねぇんだ
ユー オンリー リブ ワンス
You only live once
人生一度きりだろ
ジャス ガラ ビー ア ディック サムタイムズ
Just gotta be a dick sometimes
時には図々しくなるしかねぇんだ
ライフ イズ グレイト
Life is great
人生マジ最高だぜ
ジャス ガラ ビー ア ディック サムタイムズ
Just gotta be a dick sometimes
時には図々しくなるしかねぇんだ
ユー オンリー リブ ワンス
You only live once
人生一度きりだろ
バット ガラ ビー ア—
But gotta be a—
でも時には図々しく—
最後のフレーズが途中で切れることで、次のアウトロへと繋がっています。
ラ、ラ-ラ
La, la-la
ラ、ラ-ラ
ラ、ラ
La, la
ラ、ラ
ラ、ラ
La, la
ラ、ラ
ラ、ラ-ラ
La, la-la
ラ、ラ-ラ
ラ、ラ
La, la
ラ、ラ
ラ、ラ
La, la
ラ、ラ
ジャス ガラ ビー ア ディック サムタイムズ (ジャス ガラ ビー ア ディック サムタイムズ)
Just gotta be a dick sometimes (Just gotta be a dick sometimes)
時には図々しくなるしかねぇんだ(時には図々しくなるしかねぇんだ)
曲のメインメッセージを最後に繰り返して強調しています。
『GBAD』の意味と解説
『GBAD』というタイトルは「Gotta Be A Dick」の頭文字を取ったもので、「時には強気になる必要がある」という曲の中心メッセージを表しています。
この曲は自己主張と自己保護の大切さをテーマにしています。
タイトルには、人間関係において時に自分を守るために強い態度を取ることが必要だという意図が込められています。
歌詞に込められた意味
歌詞の中で繰り返される「Just gotta be a dick sometimes」という表現は、他者からの過度な要求や期待に常に応えようとするのではなく、時には自分自身の境界線を守る必要性を表しています。
「Life is great」というフレーズは、そうした自己主張ができる時、人生はより良くなるという皮肉めいた肯定を示しています。
また、「Pick and roll」や「Fade away」というバスケットボール用語を使った比喩からは、Jackson Wangが人間関係の駆け引きをスポーツのゲームのように捉えていることが窺えます。
「両面ともYESのコイン」という表現は、不公平な関係性や状況への批判を表しています。
この曲は、Jackson Wangの個人的な経験や感情に基づいていると思われ、芸能界や人間関係において自分の立場を守ることの重要性を率直に表現しています。
強い言葉遣いながらも、自己肯定と自己保護という前向きなメッセージを内包しています。
曲の構成とパート分け
『GBAD』は、以下のような構成で成り立っています。各パートの特徴と魅力を解説します。
- イントロ: 簡潔な「Incoming」という言葉で始まり、聴き手の注目を集めます。
- コーラス: 曲の核心メッセージ「Life is great, just gotta be a dick sometimes」を繰り返し、印象付けます。
- ヴァース1: 人間関係での裏切りや不満を具体的な比喩や体験を通して語ります。バスケットボール用語を使った比喩が特徴的です。
- インタールード: 「Celebrate this time for me」という言葉を繰り返し、自分自身を称える時間を求めています。
- ヴァース2: より哲学的な内容で、人生の意味や現代社会への批判を含んでいます。
- アウトロ: 軽快な「La, la」のメロディと共に、主要メッセージを再度強調して締めくくります。
全体を通して、強いビートと力強いラップが特徴的で、Jackson Wangの表現力が際立っています。
特にコーラスとヴァースのコントラストが明確で、コーラスの単純明快なメッセージとヴァースの複雑な比喩表現が曲に奥行きを与えています。