- "日本一楽しい韓国語の先生"はなぜこれほど愛されたのか
- バンコクでの事故から最期まで|家族の24時間看病の記録
- 21万人の「生徒」が涙したサットンさんの魅力とは
- サットンさんから学んだ「楽しく続ける」という生き方
「안녕하세요(アンニョンハセヨ)!」
毎日のように、画面越しから明るい声で韓国語を教えてくれていたサットンさん。
InstagramとTikTokで合わせて50万人以上のフォロワーに愛された彼女が、未明、タイ・バンコクでの交通事故による入院から約1ヶ月を経て、永眠されました。
"日本一楽しい韓国語の先生"はなぜこれほど愛されたのか
「難しい文法も、サットンさんの説明なら すぐに理解できた」
「毎日の投稿が楽しみで、韓国語学習が続けられました」
こんな声を多く聞くサットンさん。
その人気の秘密は、まるで親しい友達のように接してくれる存在感にありました。
特に印象的だったのは、BTSのJINさんの兄であるキム・ソクジュオンさんとのコラボ動画です。
K-POP好きの視聴者の心をつかんだこの企画は、サットンさんの魅力を多くの人に知ってもらうきっかけとなりました。
このように、韓国語教育とK-POPカルチャーを自然に結びつけた独自の教育スタイルは、多くの学習者の心をつかみました。
では、そんな彼女の人生を大きく変えることになった出来事とは何だったのでしょうか?
バンコクでの事故から最期まで|家族の24時間看病の記録
頃、バンコクでサットンさんが交通事故に遭いました。
現地の病院ICUに運ばれ、そこから約1ヶ月間、意識が戻ることはありませんでした。
家族は大使館を通じてすぐにバンコクへ駆けつけ、24時間体制での看病を続けました。
海外での不慮の事故に直面した家族の心中は、私たちには計り知れないものがあったことでしょう。
このような突然の別れは、誰にでも起こりうる可能性があります。
では、サットンさんは私たちに何を遺してくれたのでしょうか?
21万人の「生徒」が涙したサットンさんの魅力とは
「韓国語勉強している人は90%以上お世話になっていた」
「友達のような親近感があった」
「美人で明るくて、毎日の投稿が楽しみでした」
SNS上では「#prayforサットン」のハッシュタグとともに、多くの追悼メッセージが投稿されています。
TikTokのフォロワー数は21万人を超え、毎日のように韓国語講座や韓国の情報を発信。
ユーモアたっぷりの説明と、いつも変わらない明るい笑顔で、韓国語学習者たちを励まし続けました。
そんなサットンさんが私たちに教えてくれたことは、単なる韓国語だけではありませんでした。
では、彼女が本当に伝えたかったメッセージとは何だったのでしょうか?
サットンさんから学んだ「楽しく続ける」という生き方
21万人の「生徒」たちに、韓国語だけでなく、明るい笑顔と前向きな姿勢を見せ続けたサットンさん。
その存在は、多くの人にとって「先生」という枠を超えた、かけがえのない存在でした。
弟さんは最後の投稿で、こう語っています。
「サットンは皆様とのつながりのおかげで今まで頑張ってこられたように感じております。
皆様からの温かい応援と励ましのメッセージは、家族にとっても大きな支えとなり、力となりました」